Anker 511 Charger (Nano Pro)レビュー&検証!過去最小クラスの20w充電器

充電器

充電器を持ち歩くのに一番ネックなのは本体の大きさ。

荷物を減らすために、充電器はできるだけ小さいものにしたい。

そんな時に打ってつけなのがAnkerのAnker 511 Charger (Nano Pro)をレビュー&検証していく。

アイカワ
アイカワ

どうも。とある家電メーカー勤務のアイカワです。メーカー開発職としての視点から家電選びを支援するためレビューブログを運営中です。

Anker 511 Charger (Nano Pro)のGood pointとBad point

Good pointBad point
サイズが過去最少クラス(20W)電源プラグの折り畳み非対応
大手メーカの安定した品質表面温度が高め
カラーバリエーションが豊富価格が高め
メーカー保証期間が最大24か月
隣のコンセントに干渉しない

Anker 511 Charger (Nano Pro)の仕様はこちら

項目Anker 511 Charger (Nano Pro)【参考】
20W USB-C電源アダプタ(Apple)
外観aaa
価格Amazon価格
\1,690(通常)
\1,340(セール時)
Amazon価格
\2,668(通常)
\2,265(セール時)
出力電力20W20W
出力5V=3A / 9V=2.22A5V=3A / 9V=2.22A
サイズ約30 x 30 x 30mm
(プラグ部除く)
約42 x 27 x 41mm
(プラグ部除く)
重量約34g約58g
ポート数1ポート(USB-C)1ポート(USB-C)
USB PD対応
PPS対応××
プラグ折り畳み××
カラーバリエーションA2637116 (ダークグレー) /
A2637126 (ホワイト) /
A26371Q6 (パープル) /
A2637136 (ブルー) /
A2637157 (ピンク) /
A26371G6 (グレイッシュブルー)
×
メーカー保証
18ヶ月保証 + 6ヶ月
(Ankerで会員登録後)

12ヶ月

Anker 511 Charger (Nano Pro)を開封&外観を観察する

カラーバリエーションは6色で豊富

カラバリが豊富なのは嬉しい。充電器のカラーといえばブラックやホワイトがほとんどのイメージ。

そんな中、パープルやブルーなどが選べるのはありがたい。

開封~中身を確認

中身は本体と簡単な説明書が同梱。Ankerにしてはコンパクトなパッケージ。

外観を観察

正面にANKERの刻印とAnker独自規格のIQ3の刻印がある。

また、銀色の光沢があり反射が少し気になる、、。

プラグ側には各種仕様。もちろんPSEマークもあり安全性に問題は無い。

iphoneやipadに付属しているApple純正の20W充電器と比較してかなり小型。

サイズと重量を実測して確認してみる

重量を確認

重さは実測で36.5g、メーカー仕様(約34g)より2.5g重い。3g程度はばらつきがあるのだろか。

Apple純正20W充電器は実測で57.8gに対してAnker 511 Charger (Nano Pro)の方が20g以上軽い。

Apple純正20W充電器より38%軽くなっている。

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)の重量

✓Apple純正20W充電器の重量

サイズを確認

Anker 511 Charger (Nano Pro)のサイズは実測でほぼ30m角であることが確認できた。

また、Apple純正20W充電器もメーカー仕様通りだった。

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)のサイズ

✓Apple純正20W充電器のサイズ

Anker 511 Charger (Nano Pro)をレビュー&性能検証

Anker 511 Charger (Nano Pro)を性能検証

電力密度を確認(1cm3当たりの電力)電力密度を確認

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)

体積:3cm×3cm×3cm=27cm3

電力密度(1cm3当たりの電力):20W/27cm3=0.74W/cm3

✓Apple純正20W充電器

体積:4.2cm×2.7cm×4.1cm=46.5cm3

電力密度(1cm3当たりの電力):20W/46.5m3=0.43W/cm3

これより、Apple純正20W充電器よりもAnker 511 Charger (Nano Pro)は約1.7倍の電力密度だった。

電力重量比(1g当たりの電力)を確認

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)

電力重量比(1g当たりの電力):20W/36.5g=0.55W/g

✓Apple純正20W充電器

電力重量比(1g当たりの電力):20W/57.8g=0.35W/g

これより、Apple純正20W充電器よりもAnker 511 Charger (Nano Pro)は約1.6倍の電力重量比だった。

体積と重さともにApple純正20W充電器に対して同じW数なのに約1.6倍以上小さく、軽い。

Anker 511 Charger (Nano Pro)は持ち運ぶには打ってつけのようだ。

対応規格を確認

USBテスタを使用して実際に対応している規格を確認してみた。

対応している規格は下記の通りQC3.0,PD3.0など主要な急速充電規格に対応していることが確認できた。

  • Apple 2.4A
  • QC2.0
  • QC3.0
  • PD3.0

PDはメーカー仕様通り5V-3A,9V-2.22Aに対応している。

USBテスタ(AVHzY CT-3電子負荷付モデル)を使用して出力ワット数を実際に確認してみた。

PD5V-3Aでは最大15Wで出力、PD9V-2.22Wでは最大20W出力が出ていることが確認できた。

✓PD5V-3A 15W給電

✓PD9V-2.22A 20W給電

20W給電時の表面温度を確認(コンパクトだが思ったより温度が高い)

Anker 511 Charger (Nano Pro)の表面温度は約60℃に対し、Apple純正20W充電器の表面温度は約38℃となった。Anker 511 Charger (Nano Pro)はコンパクトな分、熱がこもりやすく放熱しにくくなっているためApple純正20W充電器より20℃以上高温になっていると考えられる。

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)の温度

✓Apple純正20W充電器の温度

20W給電時のリップルを確認

リップルとは、簡単に言うと電圧の安定度合いです。これが大きいと電圧の変動が大きいため、機器に不具合を与えます。つまり、小さければ小さいほど性能が良いと言えます。

Anker 511 Charger (Nano Pro)のリップルは124mVに対しApple純正20W充電器のリップルは105mV。Anker 511 Charger (Nano Pro)よりもApple純正20W充電器のほうが電圧が安定していることが分かる。

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)の     リップル

✓Apple純正20W充電器のリップル

Anker 511 Charger (Nano Pro)をレビュー

コンパクトなので隣のコンセントに干渉しない

Apple純正20W充電器だと横幅があるせいでとなりのコンセントの機器に干渉することがある。

Anker 511 Charger (Nano Pro)ならコンパクトなため干渉しにくい。

✓Anker 511 Charger (Nano Pro)

✓Apple純正20W充電器

コンパクトな分価格は割高

Anker 511 Charger (Nano Pro)の価格はAmazonのセール時で\1350。

一方、Anker Charger (20W, 2-Port) with USB-C & USB-C ケーブル 20WはAmazonで\1390とほぼ同じであるのにも関わらず、2ポート対応でケーブルも付属しています。

コンパクトにするために高級な部品が採用されていたり、開発費が高くつくためこの価格設定になっているのだと思う。

こんな人におすすめ

今回レビューしたAnker 511 Charger (Nano Pro)はこんな人におすすめ。

  • とにかく小さい急速充電器がいい
  • 信頼性の高い有名メーカー品がいい

Anker 511 Charger (Nano Pro)は従来のApple純正20W充電器よりもかなりコンパクトで、動作も安定しており信頼性が高い。表面温度が60℃と少々高いのが気になるが、火傷するほどではないので自分は気にしていない。価格は安くはないが20W充電器はこれを選んでおけば間違いは無い。

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